ＭＬＳ１「楽器会社ピアノ社の計画/Pran of "piano co."その３」

ＭＬＳ１「楽器会社ピアノ社の計画/Pran of "piano co."その３」
翌朝、アリスの代わりにトーマスが郵便車をはこんだ。
アリスは面目丸つぶれだ。
アリス　「なに！？あの●ゲ、●ブ！！あたくしの計画を邪魔した上に郵便車をタンポポ頭に引かせて！！あたくしをだれだとおもってるの！社長よ社長！」
アリス　「そうだ！あの最終手段を使うしかないわねぇ...。覚悟しなさいよ！たぁぁんぽぽ頭くん★」
郵便運搬を終え、帰ってきたトーマスは、郵便車を貨車置場に置いた。

だが、トーマスはアリスが貨車の陰に隠れていることに気付かなかった。
トーマスが車止めに近づいたとき、思いっきり押した。
トーマス「！？」

アリス　「おーっほっほっほ、あらぁ、小さくて気付かなかったわ！た・ん・ぽ・ぽ・頭くん！」
トーマス「僕を騙したな！」
アリス　「ここは誰も通らないわ！せいぜい1年くらい待つことね！」
アリスは走り去った。
翌々日、パーシーは心配していた。
あのトーマスが三日も帰ってこない。
<ゴロゴロ>と音がした。ディーゼル１０だ。

パーシー「ディーゼル１０！」
Ｄ１０　「浮かない顔してどうしたんだぁ？」
パーシー「トーマスがいないんだ！もう三日も帰ってこないんだ！」
Ｄ１０　「トーマスなら貨車置場で脱線しているところを見たぞぉ！」
パーシー「ありがとう！行ってみるよ！」

貨車置場
あたり一面静まり返っていた。その時、パーシーに汽笛の音が聞こえた。
トーマスの汽笛だ。
パーシーは汽笛の音を頼りに、貨車置場の奥まできた。
すると、青いボディの機関車が見えた。
トーマスだ。

パーシー「トーマス！」
トーマス「パーシー！アリスに無理矢理押されたんだ！」
パーシー「えっ！？」
との声と同時にアリスの高笑いの声が響いた。
アリス「おーっほっほっほ！ばれてしまった様ね！捕まえるものなら捕まえてみなさい！」
アリスは猛スピードで走り出した。トーマスとパーシーが追いかけ始めた。

操車場までくると、アリスは止まった。
アリス　「あたくしのけいｋ...きゃあ！？」
アリスは横倒しになった。
どうやら、ディーゼル１０がアリスの車体をピンチーで押し、倒したようだった。

T＆P　「ディーゼル１０！」
Ｄ１０　「アリスが悪い奴だというのはわかってたんだ。」
ハット卿「あぁぁりぃぃすぅぅぅ！？」
アリス　「ひぃ！」

その後、ピアノ社は本土に戻った。
機関車たちは、アリスがいなくなって本当に良かったと思った。

終わり

...アリスが喚いた。
アリス　「タンポポ頭ぁ！覚えてなさい！」

作者から

次の記事に書きます。