ＭＬＳ１「楽器会社ピアノ社の計画/Pran of "piano co."その２」

ＭＬＳ１「楽器会社ピアノ社の計画/Pran of "piano co."その２」
次の日、ソドー島はピアノ社事業拡大の為に大忙しになった。
ダンカン「ったく、何であんな奴らの為に・・・」
レニアス「本当だよ！」
トーマス「まぁまぁ。じゃあ僕は橋に資材を持っていくよ。」
<PEEP! PEEP!>と汽笛が鳴ったと共にトーマスは走り出した。

レニアス「...あれ、トーマスはどの橋へ行くんだい？」
ダンカン「フロッジ橋だけど・・・」
デューク「あの橋は、あの新人さん（アリス）が担当じゃなかったか？」
P・サム 「大変だ！あの橋はまだ工事中だ！」
ルーク　「じゃあ、あのままトーマスが橋へ向かったら...」
みんな　「トーマスが落っこちる！」

トーマスはそんなことも知らずに気分よく走っていた。
そこへ、作業員が赤い旗を持っていることに気付いた。
トーマス「...あれ？なんだろう」
近づいてから、トーマスはやっと気付いた。
トーマス「うわっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！？」
貨車がいたずらをし始めた。
貨車　　「走れ走れー！ドンドンいけー！！」
トーマス「たすけてぇぇぇぇぇぇ・・・」
高山鉄道の仲間が一斉に汽笛を鳴らした。
<PEEP! PEEP!>

トーマスはすれすれで止まれた。
トーマス「ふぅ...」
すぐ、ハンクとロッキーが助けに来た。
ハンク　「大丈夫かい？」

トーマス「落ちそうだ...ｙ」
と、同時にトーマスの車体がガクンと上がった。
トーマスは何とか落ちずにすんだ。

その後、アリスはトーマスに橋の建設中のことを話さずにいたことで、ハット卿に大目玉を食らった。
ハット卿「いくらピアノ社の社長でも、わしの機関車に害を与えるのは許されないぞ！」
アリス　「申し訳ありません...(チッ)」

ダンカン「やっぱりロクな奴じゃなかったな！」
レニアス「仕事は増える一方だし...」
ルーク　「ディーゼルの方がまだマシだね！」

夜、アリスが一人喚いていた。
アリス　「っあっのっやっろぉぉぉぉ、あたくしをしかるなんてどうゆうつもり！？」
アリス　「あのハ●、デ●！！あたくしの"計画"が台無しだわ！！」

つづく